工房主

工房主の吉積 です。 簡単な自己紹介と工房開設までの経緯を書いておきます。

  • 生まれ:昭和27年
  • サラリーマン時代:40年近く働いたのでいろいろなことを経験しましたが、基本工場勤務。パソコンがない時代のシステム開発からスタートして途中からは半導体部門へ。企画業務も長く、最後の10年ほどは生産管理、購買、人事総務なんてのも。仕事で海外との付き合いが長かったお蔭で英語は読む書く話す、一応不自由しません。これは、海外の木工書籍や海外通販の利用などでその後も大いに役立ってます。
  • 木工を趣味で始めたのは、2007年ごろ。 近所のホームセンターで購入した丸鋸盤からスタートして、道具・機械類が増え続けることに。知り合いに木工をやる人がいたわけでもないので、アメリカの木工雑誌「Fine Woodworking」(隔月発行)の定期購読を開始して、いわばこの雑誌が私の木工師範。なので、日本の洗練された職人の技と道具を極める木工ではなく、便利な機械や道具を使いこなすテクニック重視のやり方を先に学んだのかもしれません。自宅ガレージのスペースに道具や機械、材木類を置いて週末木工の日々。
  • 2012年に定年退職。翌月から早速琵琶湖西岸の木工教室へ通い始めました。毎週1日、ほぼ丸一日。別荘地の静かな工房で家具作りの基本から再度教えてもらいました。同年輩の生徒数人と一緒に楽しい時間を送りました。
  • 2013年春、一念発起し岐阜県高山市の職業訓練校に入学。4月から9月末までの半年間、朝から夕方まで木工漬けの毎日。飛騨高山の冷涼な山の中で、仲間9人と一緒に素晴らしい日々を送りました。大型木工機械も授業で一通り経験して、その威力を痛感。住まいは、標高1000メートルの渓流脇。学校が終わってからは、部屋から1分の渓流でイワナ釣りと畑しごと。思い出すと懐かしさに顔がほころびます。
  • 2014年、自宅工房で家族や親せきから頼まれた家具作りに没頭。とはいえ、住宅地ど真ん中の工房では騒音の発生する機械は長時間は使えないし、狭くて大物家具はできない状況。ついに意を決して外部工房探索へ。農業倉庫や引退した大工さんの作業場など、いくつも見て回るなか、近くてほどほどの広さの倉庫物件を発見。10月からの契約を締結。
  • 10月から工房立ち上げ開始。三相電源配線、大型機械の導入据え付け、自宅からの道具機械引っ越し、内装工事などに約半年掛けて(同時に家具も作りつつ)準備を進めました。
  • と言う経過を経て2015年4月1日、晴れて工房オープン。

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こだわりの手作り家具工房