謹賀新年。
松の内が明けた頃に遅すぎでしょ、と叱られそうだが一応本年初投稿ということでお許しのほどを。正月前後も製作に明け暮れたうえ、自宅の大掃除やら元旦から息子家族達がやって来てあわただしく過ぎ去ったこの年末年始であった。
12月末に何とか仕上げたのは、何れもお孫さんへのプレゼント用の食卓椅子とお絵かきテーブル。食卓椅子は、以前自分の孫に作ったデザインを踏襲。背板にイニシャルを掘り込んだナラ材製で、依頼者の希望で濃色オイル仕上げ。小学入学ぐらいまでは、使えるかな。テーブルは、椅子と同じように傾斜させた脚を丸ほぞでパイン集成材の天板に留めて見た。何れも年明けにそれぞれのお孫さん宅へと旅立った。これらが初出荷となった。
一方、初完成家具となったのは、昨年購入したアフリカンチェリー材を使った小ぶりの2本足テーブル(約110cm x 60cm)。半年ほど作業机近くの壁に立てかけておいたものをテーブルに仕上げた。久しぶりに注文外の製作である。実は、近江八幡のおやじ連作品展が毎年市図書館で開催されるのだが、数カ月前のエントリー時点で適当にテーブルと書いて提出したのである。ところが上のふたつの家具に掛かり切りで、このテーブル製作開始は年末ぎりぎりとなってしまった。そんなわけで年明け3日からいきなり残業の連続で7日の搬入日朝にようやく仕上げ塗装して午後に運び込んだ次第である。アフリカンチェリー材は、天板分しかないので下半身は山桜にしてみた。天板は一見一枚板風だが、実際は2枚を中央で張り合わせている。まだら模様の杢が、個性的で非常に面白い。作品展が終わっても工房に置くには邪魔になりそうだし、自宅で使おうかなと密かに考えている。
因みにおやじ連作品展の案内はがきも貼っておきます。お近くの方は是非どうぞ。あらゆる種類の創作品があります。風力発電機なんて言う凄いのもあります。