大工道具生産高日本一といわれている兵庫県三木市、毎年このシーズンになると県庁駐車場一帯で金物祭りという巨大イベントが開催される。ということは前から知っていたのだが、今年初めて出掛けて来た。参加者が十数万人規模の同市最大のイベントに成長したとのことで、会場近辺は全て駐車禁止で市内各所の巨大駐車場から無料バスでピストン輸送してくれる。掘り出し物満載(?)のテント市ありやら屋内での金物メーカの出店、さらに研ぎ教室だの古式鍛錬実演と盛りだくさん。
前から妻に完成をせかされている欅のダイニングテーブルの蟻桟(アリザン)加工に必要であろう鏝(コテ)のみの入手が一応大義名分である。鑿・鉋・小刀などの優れた手道具のメーカーは小さな家内工業的な所が多くを占めていると思うのだが、大手のホームセンターでは殆ど扱われていないので(需要が限られているから仕方ないけど)ここに来るとズラッと一堂に会していてある意味欲しいものだらけ。そこを耐え忍んで、鏝のみと丸のみと小刀を手に入れてまあよしという結果ではあった。
3千個以上の包丁などの金物で作った鷲、1.5トンだそうな。