携帯顕微鏡を買った

昨日の竹中大工道具館での刃物研ぎ講習会で携帯顕微鏡なるものに触れた。刃物先端の研ぎ具合など無論目では見えないので軽く指先で刃物に触れゾワッとする感触(?)を確かめた上でこれまでは手の甲の毛を剃ってみたり、紙切れで切れ具合を見るのが習性だったが、初めて小型顕微鏡なるもので覗いてみてすっかり気に入った。目には鏡のように見える刃先も顕微鏡で見てみると、研いだ痕跡や微小な刃の欠けなどがしっかり見える訳である。という事で講習会から戻った夜に早速Amazonに注文してしまった。講習会で使われたのと同じ機種を買うつもりだったが、さらに評価の高い同様な携帯顕微鏡があったので、そちらを選択。驚きの1600円。 きょうびのネット通販、夜中の注文も驚きの翌日配達である。カメラ好きの人なら聞いたこともあると思うがケンコーという日本の会社のものである(生産はむろんChina だけど)。 値段の10倍以上よく見えるのである、これが。

img_6805  LED照明も付いて60~120倍ズーム

家に転がっていた鉋(切れないので捨て置いていた)の刃先を見てみるとこんな具合である。上から1/4ぐらいのところに刃の欠けがしっかり見える。この刃で鉋掛けをするとこの欠けによって鉋屑が1枚にならず2枚に分かれるのである。この小さな投資で研ぎの腕アップ間違いなし、かもね。

img_6816  iPhone のカメラレンズで覗いて無理やり撮影

調子に乗って、ティッシュペーパーを見て見たり、液晶画面を見て見たり、木の表面を見て見たり子供に戻ったかのようである。液晶画面の撮影は、顕微鏡とスマホを手で支えながらなのでピンボケばかりだったが、しっかりRGB画素が見える。オモロイ。孫たちへのクリスマスプレゼントにいいかも。

img_6814 東芝レグザ。画素って複雑な形なんだ。

自分の顕微鏡なんて、中学の頃親に買ってもらって以来か? 半世紀ぶりという事になる、ワハハ。