手押し鉋盤の刃交換

長く使ってきた手押し鉋の刃を年明け早々にようやく交換。切れ味が落ちて来ていることは感じていたものの、殆どの場合、手押しの切削面は厚さ調整の段階で自動鉋を通すので、交換せずじまいだった。切削負荷(回数)は、自動鉋の方がずっと大きいので手押し鉋の刃は自動鉋の刃より大分長持ちするのである。

安全カバーを取り外して、スパナで刃を緩め古い刃物を取り外し、キレイに木くずなどを掃除した後に新しい刃を差し入れて、定盤面に刃物取り付け高さが一発でセットできる磁石付きの治具を取り付けて、中央のボルトから外側に徐々に締め付けて行けば交換終了。案ずるより産むが易し、というやつである。切れ味爽快。

交換した刃物は、近所の一円機械さんで研磨してもらった。

合わせて手道具の鉋も切れ味の落ちたものを一通り研いだり台調整したり。こちらは、砥石でシコシコと研ぐので、機械の刃物交換より何十倍も手間が掛かる。とはいえ、うまく研げるようになると気持ちいいもので(逆も真なりではあるが)それはそれで面白いものではある。