久しぶりの積み木

先日の工房での就業体験生の学校の先生からしばらく前に積み木の注文をいただいたのだが、今日ようやく出来上がった。お孫さんへのプレゼントといういつものパターンと違い、先生のボランティア活動でお子さん相手に使われるとのこと。数学の先生でもあり、今回の積み木は全ての積み木サイズと数量の指定があり、なかなかの大作である。 出掛けた先で使うという用途にあわせてケースも持ち運び出来るように取っ手付きでとの注文となった。

ということで出来上がったのが下のオーク材の積み木。

 2段積み、総数73ピース

いつもは、このような箱入りで完成なのだが(取っ手はなくて、木の車輪や引っ張りひも付きのケースも)、今回はふた付き。

持ち運ぶときはアタッシュケース風に。

今回、自分でも気に入ったのがこの取っ手。どんな取っ手にしようか悩んでいる時にふと目の前の積み木を見てひらめいた。積み木がケースに乗っているように見えるので、きっと積み木だと思って取ろうとする子がいるに違いない、といういたずら心である。残材活用だなんて思わないでほしい(!?)

因みに持ち運び時にケースには結構な力が掛かりそうなので、いつもはアラレ組み継ぎの接着だけだが、今回は金物(木ねじ)で補強して取っ手も同じように補強しておいた。手鉋で仕上げたケースも柾目がなかなかに美しいと思うのだが、気に入ってもらえるかなあ。