木のお皿を旋盤加工

工房近くにお住いの奥様から、お孫さん兄弟に木の手作り皿を贈りたいので作ってほしいと注文をもらいました。いくつかの候補の中からブラックチェリー材に決定。厚さ23ミリ程度で直径23センチ(工房の旋盤で掴める最大径)ほどの薄いお皿を作らせてもらいました。

丸い板に旋盤取り付け用の金具を取り付け、皿尻側にチャックで掴む凹みを作り、次にこの凹みを旋盤のチャックで掴んでお皿の表側を掘り、再度表裏をひっくり返して今度は外周部を大きなチャックで掴み直して、先ほどの皿尻の凹み加工部を削り落として底面を平らにします。

食器にも使える安全安心な塗装を数回施し(室内ではやりたくないほど強烈に溶剤が匂うのですが、乾けば無臭です)、耐水性のある仕上げをすれば水洗いも出来るのです。

小さなお孫さんたちが、これから毎日木の食器に接して、木の温かみを知ってもらえればこんな嬉しいことはありません。

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