アンプ・クレードル

去年の春ごろに野洲市でギターアンプの製作や修理をされているGamps 徳田さんの依頼でアンプ・クレードルの製作をしたのですが(Gamps のクレードルに関するブログ記事はここ)、そのブログを見た大阪の印刷屋さんから同じクレードルの注文をいただきました。これを何とか年内に完成し先日納品しました。

久しぶりに作ることになり、木工部分の図面は無論残っているのですが、細かな金具の選定など、どうしようかと考えているころにタイミングよく工房に徳田さんがやってきました。スピーカボックスを工房の一日教室で自作したい、ということでそのついでに以前納品したクレードルを持ってきてくれたのです。

前回、山桜を使いましたが、今回は白い木肌が硬くてきれいなブナ材を使います。という事で製作開始。

荒材を切って鉋掛けをして所定の長さに切ったり、溝を掘ったり。思いのほか細かなパーツがあるので、家具とは少し違った要素もあります。で、出来上がった塗装前のクレードルとお借りしたものを並べてみました。

桜材は、年数と共に木の色が濃くなって行くので製作直後と比べると大分貫禄が出てきています。まだ塗装前の新しい方はなんだか嫁入り前の白無垢の花嫁さんのように見えなくもない(私だけ?)。

塗装後、うっかり写真を撮り忘れてしまったので納品後に依頼主に写真を撮って送ってもらいました(Oさん、お手数かけて申し訳ありません)。畳の上に溶け込むように落ち着いた雰囲気の、オイル塗装後の完成姿です。これからこの台の上でどんなアンプが置かれるのか想像すると嬉しくなりますね。

この印刷屋さんでは、昔の活版印刷機の修理・復元もされているそうで、操作レバーに使う取っ手の注文もいただきました。完成後、こんな感じで重厚な鉄製のレバーに組み込まれて使われるようです。硬くて頑丈なオーク製なのでこの先何十年ももつことでしょう。

(アンプ・クレイドル)