木工教室から(22年12月)

12月も残りわずか、今回が今年最後の木工教室作品紹介です。相変わらず凄い勢いで次々と新作が生まれてきています。

今回は作品タイプごとに掲載してみたいと思います。まずはスツール・椅子タイプ。最初は、8角椅子。チークとどんぐり系列の木です。脚が少し転びと言って傾いているのでほぞ部の加工は直角に切れないので手加工が必要になって来ます。。

こちらは別の方のブナの丸椅子。やはり傾いた脚なので加工には大分苦労されました。

ペーパーコードの欅スツール。親戚がお寺さんで数百年前の鐘撞堂の解体材を譲ってもらわれたそうです。一部に当時の彫りこみの一部を残してアクセントとしつつ歴史の継承をされました。。

こちらは樟の丸脚スツール。鉋を掛けるたび、工房中に樟脳の香りが漂ってました。

お孫さん用にハイチェアを檜で作られました。座板や脚乗せ板は高さを調整できるので、3歳から小学生の最後ぐらいまで使えるのではないかな。

こちらは、娘さんへのお父さんからのプレゼント。シェーカー家具と呼ばれるスタイルの机とスツールのセットです。栗の木を使い濃色塗装されましたが、とても洗練されたデザインです。

 塗装前

こちらは一見すると椅子に見えますが、実はお孫さんの洗面用の踏み台。キリンさんが見守ってくれます。

 顔のアップ

では次は、引き出しや収納箱関連です。

教室でも最近グリーンウッドワーキングをされる方が増えています。生木を手に入れて乾燥しない柔らかい間に加工できるのと、意図しない木の動きが作品に自然感を漂わせてくれます。最初は杉の木のメガネケース2種。野性的!

 オープン

工房すぐ近くのお住いの方の蓋つき小箱。本来は図面をお渡しして作ってもらう教室課題作なんですが、本人曰く「たねや風」格子模様のふたに変更されました。取っ手もオリジナルデザインに。

こちらは猫脚の引き出し。夜中に部屋の中で歩き回っているのかも!?!

猫好きの方向けのティッシュボックスふたつ。上からティッシュ箱を入れるのと下から入れるもの。お好きな方を選べます。

こちらは、キハダを使ったテレビボードです。小ぶりでもこの頑丈な脚でデカいテレビでも問題なし!

一気に6枚のカッティングボードを作られた方もいます。欅とタモ。自宅では使いきれませんね。

ご自宅にログハウスの別棟を建てた方は、窓や網戸、流しなどをご自分でお作りになってます。このシリーズはまだ続きそう。

最後は奥様のリクエストで作られた野菜かごと野菜棚。作者お気に入りの青森ヒバ製です。この写真には野菜かご1段しか乗ってませんが、実際には全部で3段あります。

写真を撮り損ねて掲載できていない作品もあるかも知れませんがご容赦ください。