11月から製作を進めていた太鼓台6セットが本日完成して練習用にと早速嫁いでいった。同じものを6セットも作るのは、家具としては(家具と呼ぶとするなら)初めての経験。さすがに同じものをいくつも作るからには、知恵を絞って楽に作れるように工夫をするのだが、工夫する分時間を食ってトータルでは結局のところあなり効果がないということが分かった。とはいえ、同じことを6回繰り返すと後ほどスピーディーにはなる。塗装なんぞ、6台目では1台目の半分程度である。 塗装が乾くのを待って、X字型の台の開き具合を調整する綿ロープを通して焼き印をほどこせば晴れて完成である。今回初めて使ってみた栗の木だが、濃色オイルで木目が引き立ち素朴ながら味わい深く、一人悦に入ったのでありました。
この台を今夜の練習から使い始めて年明けの1月23日近江八幡文化会館での和太鼓教室発表会でデビューの予定と聞いている。もちろんチケットも購入済み。保育園児から小中高生、成人に至るいくつものグループや、知る人ぞ知る八中太鼓(八幡中学校)の演奏が聴ける。聴衆のなかで私ひとりだけ目線が台に向かうのでありましょうか? 頑張って支えろよ、と。