ここしばらく製作を続けていた小ダンスがようやく完成して今日納品が完了した。部屋の置き場に合わせた寸法のおよそ55cm角、高さ1mちょっとの小振りなタンスである。材は北海道産のクルミを使いクリアー色のオイル塗装で仕上げ。今回のチャレンジは、扉の鏡板。調達したクルミ材の中に少しだけ柾目の板があったので厚さを半分に割って左右対称のブックマッチにした板を準備し、新たに用意したRaised panel bit と呼ばれる大型のルータービットで四辺に斜めカットを施して扉枠に掘った溝に板の収縮の影響を避けるため接着せず収めた。どんな木もある意味野性味と上品さが同居しているが、クルミは、その対比が際立った材で、そこが魅力のひとつかと思う。
因みに木目の中にクルミの妖精を数人見つけた。
なんか腕上げたね、扉の造詣なんぞ芸術的な香りがする
胡桃の木目も素晴らしい
いけださん、コメント有り難うございます。悪乗りして、いつの日かいけだ家にもその香りがする家具をどうぞ、なんてね。返信が遅くなってしまい、ゴメンネ。