数カ月前に近所のジャズカフェ・YUGEYA のマスター川岸さんから音響関連のお題をふたつ頂戴した。ひとつが、手作りアンプを収める木のケース。 もうひとつは、最近調達した巨大スピーカーを乗せる台である。このスピーカー、JBL4344という知る人ぞ知る20世紀の名器らしいが重量がひとつで100kg 近いとのこと。
いくつもの木材の中からアンプケースは、山桜に決定。超重量級スピーカーを乗せるには相当硬くて重い材がいいだろうという事で、輸入材のブナ(ビーチですね)の55mm 厚のものを別途仕入れて使用することになった。でようやく完成したのがこれらである。
一方のスピーカー台は、何しろ丈夫に仕上げないといけないので深めの2枚ホゾを固めに加工してパイプクランプでギリギリと締め上げて、頑丈な構造に。 90mm角の角棒で重量を受け止めるのだが、メチャクチャ重い。 また、カフェの床塗装やスピーカーの塗装とバランスが取れるように濃色塗装を希望されたので、いつも使うオイル仕上げでは不十分と考えてオイルステインで濃く塗装した上にウレタンスプレーとした。キャスターも65mm径のウレタン巻きの上等のを採用。
昨日納品も終えたのだが、塗装がまだ充分乾燥していなかったので、スピーカーを乗せた雄姿はまた後日に。
実は、並行して別の方からの注文でギターアンプケースを製作中。これはまた次回、音響関連木工2にて。
<8/4 追記>
ようやくスピーカーが乗っている台の写真を撮ったので追加。
台をアップするとこれ。