太鼓台のお題③

太鼓台のお題①②に続いて今回は③。引き続き和太鼓プロ演奏者Oさんのご依頼である。こんな感じで大太鼓を乗せてステージ上を移動するキャスター付きの三角形の台なのだが(写真の一番下の台部分)、長年の使用で随分傷んできたので一新したいとの有り難いご注文。

例によって、曲線で構成された太鼓を乗せるには普通の図面では描き切れないのでSketchup 3Dソフトの出番となる(単純なものでも使うのですが、何しろすぐに描けて間違いが出にくい)。

こんな感じで図面を書いて作った試作品がこれ。直角ばかりの木工と違って、三角形になっただけでややこしい加工が必要になって来る。

早速太鼓の現物を乗せて見て、問題ないことは確認できたのだが、三角の先が尖り過ぎているのでもう少し平らにしてほしいとのこと。運搬時など、尖った方を下にして積み込んだり、一時的に置いたりする必要があり、早速改造が必要となった。う~ん、配慮が足りぬ。

というような経過を経て、完成したのが(塗装前)これ。このようにふた通りの乗せ方があるのである。

OKをもらってから、最後に塗装して完成したのがこれ。

トータルで1ダース作らないといけないのだが、まだ製作途上。片付ける時にピッタリ重ねられるようにするつもりなのだが、その仕掛けがまだ未確定だったりもする。そういう意味では、まだ3合目あたりかも。