木工教室から

木工教室から今年最後の作品ご紹介。

まず、Kさんの作品2点。両方同じ程度の大きさのスツールですが、ひとつは肘掛け無しで座面が開閉式になっていて座面を持ち上げるとこのような収納スペースが現れます。

もうひとつは、肘掛け付きで座面は固定ながらやはり座面下に収納スペースがあり、前面から出し入れ可能です。細部にわたって非常に丁寧な作りで女性らしい細やかさと大胆さを兼ね備えたステキなスツールです。

肘掛け部分には、特徴のある木材部位を利用して個性的です。丁寧にサンディングしてあるのでヒビ割れの部分も指にやさしいのです。

一方、こちらは木工教室歴1年になるHさんのコーナー棚。ホゾとホゾ穴加工をものにして、キレイに組み上げられました。フローリング材を利用した棚板は、これまた初めてのダボを使った固定で木ねじ類は一切利用していません。ご自宅のテラス・コーナーにピッタリと合っていい雰囲気です。

この12月になぜかほぼ同時に3名の方から教室への申し込みがあり、年明けから木工をスタートされます。春ごろには、基本を身に付けて、ひとりひとり個性あふれる家具の製作を始められるようになるかと思います。その階段を一緒に上がっていけるのは、工房にとって大変光栄なことです。