昨夜何とか木工教室の作品掲載を終える事が出来たので大晦日の今日は自分が作ったものをまとめてみたい。
1.漆塗りの器いろいろ
ここしばらく木工教室の時間に旋盤で数多くの器を作る方が登場。見ているうちにこちらも影響を受けていろいろな器を自宅用に作ったのでした。知人の漆工芸家の藤井さんの作品を頻繁に見せてもらう機会も数多くあり(国展、県展、個展、それにご自宅や私の工房でも)、見よう見まねで根来塗りもどきにも挑戦(笑)。でも、殆どは深い技術の不要な拭き漆。ひたすら何回も塗り重ねて行くと徐々に光沢・深みが出て木目が際立ってきます。数年前に購入し、繰り返し読み続けている「漆塗りの技法書」を参考に地埋め(木の道管を漆で練った砥の粉で埋める技)も施します。気が付いたら平皿、小皿、サラダボール、お椀、飯椀、ぐい吞み、そばチョコ、おちょこと次々と増えました。
根来塗りもどきも少し。蓋つき器は琵琶湖のうろり(ゴリ)佃煮専用。左のふたつはそばちょこ(のつもり)。
2.ショールーム用引き出しキャビネット
隣町の土鍋屋さんのショールーム用に収納と陳列棚を兼ねたキャビネットの依頼を受けました。現場の採寸に行き、約4.5mもの幅があるので引き出しを6台か8台並べるぐらいが適当かということになり、最終的に大ぶりな6台の引出が並ぶようにしました。吊り引き出しだと重さのある土鍋を入れた時には、引き出す際に全体が傾く可能性があるので底に低床キャスターを付ける構造で提案しました。これだと引き出し全体を大きく引き出すのも戻す場所を変えるのも自由自在です。壁面にピッタリ3セット分、引き出し6台が収まりほっと安堵したのは秘密です(笑)。棚と同じく、パイン集成材使用。
畳1畳サイズの集成材の板を全部で7枚も使いました。量も多く、サイズもあるのでクランプするのも大変でした。
こちらの土鍋屋さんにはお釜の台とか土鍋の敷板(陶器の板が収まる木の皿)なども定期的に作らせてもらっています。最近のはこんな感じ。
3.沖縄古武道のエーク
もう5年近く前になりますが、初めて沖縄の方からの注文でサバニと呼ばれる舟の櫂を作ったのですが、あとになって沖縄古武道の武具だと知らされました。その後、樹種やサイズが変遷しながら今回初めてハード・メープル材のエークを6つ目のエークとして製作しました。水を掻くブレード部が片面は丸い凸面、反対側は写真のように中央部に稜線を持った丸い凹が左右に並ぶといういささか面倒とも言える形状です。平らな面のように機械で仕上げる事が出来ないので手カンナでコツコツと最終形状に仕上げます。おまけに柄は丸棒ではなく楕円棒にというリクエストで、丸鉋や平鉋を多用します。
樫材を使ったエークも希望されているのですが残念ながら今のところ2m程度の長さがあり虫穴などの欠点がない樫板が全く見つかりません。どなたか取り扱い業者をご存じの方がおられましたら是非ご一報下さいませ m(_ _)m
4.学童保育で木の箱作り
親しい知人が夏休み期間中の学童保育に関わっておられ3時間程度で子供たちに箱作りの指導をしてほしいと依頼がありました。保育スタッフ分も入れると20人以上になるので同時に進める教室として過去最多です。ベニヤ板で箱作りをしてもらうことになり、できる限り無駄のない寸法を計算して材料カット。一人分5枚ごとにセットして会場となった隣町の小学校に台車で運び入れました。簡単な説明を行ったのちチーム単位で製作スタートです。
5枚の板を接着するか金具を使うか少し悩みましたが、接着するのは少しハードルが高いので釘打ちで組んでもらうことにしました。工房の金槌だけでは足りないのでスタッフの方にも持ち寄ってもらいました。チームごとにお互い手伝いながらガムテープで仮固定してから釘を打ってもらいます。さっさと器用に進めるチームやゆっくり丁寧にやるチームとそれぞれ。
女の子たちチームでは先に組み上げて、ペンや好きな絵を側面に描く余裕まで。という訳で予定時間で全員箱を完成させる事が出来ました、よかったよかった!慌ただしくも楽しい経験をさせてもらいました。
本年もいろいろなご依頼や週2度の木工教室などであっという間に2025年が暮れようとしています。お世話になった皆様、ここを見て頂いている皆様、どうも有難うございました。どうぞ良い年をお迎えください。







外丸鉋が鉋が大活躍
























画家の松井さんと



















塗装前
塗装後




































































横置き時
縦置き時







