カテゴリー別アーカイブ: 木工用機械

グラインダーとベアリング

工具やたまに使う金属材の研磨や加工にグラインダーが欲しくなり、例によってヤフオクを検索してみた。工房には幸い三相200Vの低圧電源があるので三相の日立製グラインダーを見つけて入札したところ他に誰も入札せず1980円で落札できてしまった。オークション添付写真のグラインダー銘板は、写真のように判読不能で型番はおろかサイズもワット数も読めないが、雰囲気で200mm径と判断した次第。 稼働確認済みとは書いてあるものの正常稼働とは書かれていない。

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送られて来たグラインダー、やはり200mm程度の砥石径ではあった。 サンドペーパーで銘板表面をを軽くサンディングしたら文字も何とか読めるようになった。型番、ワット数など全て判明。ちょうど欲しかった程度のもので安堵。早速、電源コードを接続しスイッチを入れると強烈な振動と作動音で慌ててしまった。ベアリングが駄目で、さらにウエイト・バランスも崩れているようである。

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きょうび、Google博士の助けを借りれば、いくらでも先人の知恵を学ぶことが可能である。というわけで、初ベアリング交換へといざなわれたのである。押さえ板が錆びて固着した砥石を苦労の末ようやく外して、次がモーター本体の開腹手術である。やはり錆び付いてドライバーも効かないボルトを外すのに更なる苦労をしつつ何とかローターを取り出すことに成功。ベアリングを外すのもこれが初体験。以前バンドソーのモータ修理用に購入したプーリープーラー(プーリー引き抜き器)は、脚が短くてベアリングまで届かない。脚の長いのを買えばいいが節約して得意の(?)木工で延長治具を自作し、無事取り外し完了。外したベアリングの型番を見て、早速ネットで注文。直径47mmの比較的大きなベアリングだったが、モーター用の高速回転に耐えるという品番を選んでも、何とひとつあたり僅か360円であった。1ミクロン以下の精度で作った鋼球8個と内輪、外輪、スペーサー、シールざっと数えても20個近い超高精度部品から出来ているのに360円!!!  ラーメン一人前で2個も買えてしまうのである。と、ベアリングにいたく感激しながら次に進む。

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新しいベアリングをシャフトに挿入するのは、パイプを使って力ずくで押し込むかヒートガンでベアリングを熱して膨張させてスムーズに入れるか、どちらかの選択らしい。当然スムーズなのがいいが、工房にはヘアドライヤーもないし・・・と思ったところで天啓を得て、ベアリングを新品のビニール袋に入れて湯沸かしポットの熱湯に5分ほど浸したのであった。何と、ホントにスムーズに入ってしまった。冷えるとびくともしない。というわけで無事難所を超えることが出来た。後はワイヤブラシをボール盤に取り付けて掃除機のノズルで受けながらひたすら錆取り。錆がとれたらスプレー塗料で全身をお化粧して、新調したネジ・ボルト類で組み立ててるだけである。最後に押さえ板に付いているバランサーを調整して(さすが産業用)めでたく修理完了となった。

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かくして、生まれ変わったグラインダー。電源を入れると、ヒューンという快い回転音とともに勢いよく振動もなく回ったのでありました。明日、amazon から届く予定のダイヤモンドドレッサーでややいびつな円形の砥石を真円に整形すれば新品同様となる見込みである。

 

最後に何というか、ポンコツ機械を再生できた達成感はあるのだが、一番に感激したのは実はベアリング。 恐らく世界中の機械に日本のベアリングが搭載されていると思うのだが、最高品質の超高精度の部品を素うどん(最近聞かなくなったが死語なのかも)の値段で供給する日本のメーカーの良心と矜持に密かに感激したのでありました。

ところで近江八幡に天辻鋼球製作所という会社があるのは知っていたのだが、その前を通るたびにパチンコの玉でも作っているのかなあ、と思っていたら何と世界一のベアリング用鋼球メーカーであることを今回の検索のどさくさで知ることとなった。誠に失礼しました。これからは、近江八幡名物としてたねやとともに語り継がねばならない。

暑さの中で機械整備

お盆が過ぎて少しはマシになったが8月は暑かった。 エアコンのない機械室は、日中40度を超えることすらあった。汗でぬれた手で機械の鉄製定盤を触ると数日後には手の形に錆が浮いてくる始末。細かな木の加工をする気力も些か萎えて、気分を変えるため機械整備をした。

ひとつ目は、ボール盤のインバーター化。元の100Vモーターを取り外してヤフオクで落札した三相200Vモータに載せ替え、やはりヤフオクで調達したインバーターを取り付けた。ボール盤は、ドリルサイズに合わせてベルトを掛け替えて回転数を変える必要があるが、改造後はツマミを回すだけで600~3000回転まで無段階に変更可能。回転数もデジタルメーター直読である。スイッチもドリルを押し下げるレバーの先に取り付けた。そもそも左手で木を押さえ、右手でレバーを操作すれば、ボール盤左側面のスイッチを入れる手が残っていない。設計思想が間違っている訳である(と思う)。ということで改造後はすこぶる快適、汗も少しは減ろうというものである(減らないけど)。

ふたつ目は、角のみ盤のやはりインバーター化。角のみ盤もボール盤同様にドリルの刃が回転して刃を囲む四角の角ノミで木に四角の穴を押しあけるのだが回転数を変える設計になっていない。それにスイッチを切った後、モーターの惰性回転がダラダラ続いて操作感が快くない。インバーターを取り付けると加速も減速もパラメータで自在に調整できるのでこのダラダラ回転がなくなりピタッと停止するようになった。ということでこちらも改造完了。

3番目は、ここのところ空気漏れの激しかったエアコンプレッサーの修理。サンディングした後の木の粉を導管から吹き飛ばしたりするのに使うのだが(タイヤ交換もね)、満タンのエアが10分ほどで抜けてしまうほどひどくなっていた。空気漏れの音はするもののどこからなのか見つからない。そこで近所の百均へ行き、おもちゃコーナーでシャボン玉セットを購入。還暦過ぎのオヤジが必死にシャボン玉を機械に吹きかけている姿、決して孫には見せられない。で、シャボン泡の発生で無事に漏れ個所を発見、圧力計の曲管センサー部の半田が裂けて空気が噴き出していた。半田ごてでの修理はあえなく失敗したので新たに圧力計をホームセンターで購入して交換した。以後、タンクの空気は数日たっても全く減っておらず無事修理完了。

ところでこういう整備をしている間に太鼓台の改造依頼を受けた。演奏位置が高すぎるので低く改造し同時にキャスターを取り付けて欲しいとのこと。これについては、また後日。

インバーター化

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(9/12 追加)

角のみ盤のモーター回転数を変えるのにインバータの操作パネルでは、やり辛いので新たにボリュームつまみを追加して、ついでに木の板もシックに黒く塗装。大きめの角のみを使うときには回転数を落として静かに加工。自己満足の世界である。

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