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匠の祭

いよいよ今週の金曜日(10月20日)から奥永源寺での手作り展・匠の祭が始まります。ここを目指して作って来たものが出来つつあります。

今回の試みは、電子工作と木工の融合(?)への初チャレンジ。Arduinoと呼ばれる小さなマイコンボードが簡単なソフト開発で出来るという事を教えてもらい、モーターを動かしたり、文字を表示したり、距離や傾きを測ったりが簡単にできるという事で次々テストで試作。で融合第一弾が、LED表示器。

スマホやタブレットからの指示で(WiFiまたはBluetooth)で好きな文字や時刻や温湿度をドット・マトリックスのLED表示器に表示するというモノ。新幹線車内のニュース表示のように右から左に文字が流れます。しゃれたウォルナットなどの小箱に入れましたが、欲しい人、ひとりぐらいいないかなあ?

もちろんメインは家具・木工です。4本脚の栗のテーブル(売約済みなので展示見本)やブラックチェリーのサイドテーブルが新作、小物は定番のカッティングボード、ボールペンに加えて、木のバッタを。木のバッタは、最近注文をいただいたので久しぶりに作りました。子供がひもを引っ張って転がると同時に脚がバッタのように動くというもの。

 まだ未完成、今日完成できるか?

ということで、20日(金)から23日まで奥永源寺にて開催されます、ご来訪どうぞよろしくお願いします。詳細は、前回ブログに記載しています。

 

 

 

「匠の祭」@奥永源寺

毎年10月に東近江市は奥永源寺で「匠の祭」というてづくり作品の展示会がひらかれていて、木工だけでなく陶芸やガラス、革、ナイフ、能面など多種多様な手作り作品を見ることが出来ます。知り合いの木工家も何人か出品されていて、今回初めて参加させていただくことになりました。家具だけでなく木工小物もあわせて持って行こうと計画中。

奥永源寺への道は、永源寺ダムを過ぎて国道をはずれるとどんどん細くなって行き、そのうち対向車とすれ違うのもやっとになり、道を間違えたのではと不安を感じる頃に到着します。会場への地図は、パンフレットを見るよりこのリンク先(滋賀観光案内)を見る方が便利そうです。

食のブースも設置されています。お暇な方もそうでない方も是非覗きに来てください、きっとお気に入りの一品を見つけられますよ。永源寺の紅葉にはちょっと早いですね。

日時:平成29年10月20日(金)~10月23日(月)  10:00~16:00

会場:東近江市蛭谷町176   筒井神社周辺(木地師資料館前)

詳細は下記パンフレットをご覧ください。

(クリックすれば拡大)

写真撮影会

家具展への搬入を前に作ったスツールの撮影会。 超久しぶりにグラデーション背景紙をセットして撮ってみた。 背景紙のサイズが小さいので、スツール両端にほんのわずかしか余白が残らなくて苦労した。

トリミングして何とか背景紙を飛び出さないようにした中から数枚。

 

 

まもなく家具展

家具展まで残り1週間余りになってしまった、オロオロ。

今日は、ウォルナットの自然木ベンチが完成。やや薄い板なので座板に脚を丸ほぞで直接差し込むのは止めて脚の部材を別の厚板と反り止めの幕板に固定してから座板を乗せる構造にしてみた。

使ったウォルナット材は木の股の部分の割れ目が入っていたのだが、その割れに赤みのあるカリン材でチキリを作ってアクセントにしてみた。節や股の部分など木の内部に応力が掛かる箇所には面白い木目や杢が現れるのだが、まさにそういうややこしい木目が描かれている。

あと、電波時計の置時計も製作中。何年も前に手に入れた欅の瘤部分の板を使った。いつか時計を作ろうと決めていたのだが、この機会のようやく実現。電波時計のムーブメントなので誤差のない時計となる。あとひとつ、これと似た樺の瘤材もあるのでこれも同じく置時計に加工予定(間に合えば)。

黒檀棒を8mm径に削り出して、盤面に埋め込んで3/6/9/12時のマーキング。塗装したばかりで濡れているのでムーブメントと針の取り付けは明日。

あと、丸い革座のスツールも作らねば。

スツール勢ぞろい

家具展に向けて各種スツール類がようやく出来上がったので、並べて記念撮影。板座面・お尻にフィットする凹凸を付けた板座面・革座面・ペーパーコード座面、ベンチをひとつだけおまけで。どれが嫁入りできるのか想像してみる。

まだ着手していないが、ナラとウォルナット以外の材であとふたつほど作りたいが、出来るかなあ? それから丸座面のも。

ペーパーコードは、強く張る際に手や指先が痛くなるので、しばらくやりたくない。。。

取りあえず、スツールは一段落して次は小物を作る予定。

家具展の準備中

来月はじめの家具展に向けてこのGWも黙々と製作中。去年の反省を生かして品揃えを増やすべく、ま四角っぽいスツールをいろいろな座面(板、革、ペーパーコード)の組み合わせで作ってみつつある。初めて革張りにも挑戦。ウレタンマットとスポンジを座板に貼り付けた後、渾身の力で革を引っ張ってタッカーで座板に留めていく。角部の処理が結構難しく、シワをうまく散らしながら固定しないと角に大きなシワが入ってしまう。この黄色いのが二層目のスポンジであんこのチップウレタンの周りを囲っている。
で、ほぼ完成した革座面スツールがこれ。木部はまだ塗装前。手元に持っていた革でスツールに貼れる大きさがあったのはこれひとつ。
もうひとつ同サイズでウォルナット版も本体部分は出来上がっていて、隣の革工房cogocoroの田中さんに革を張って貰っているところ。革屋さんなのでいろいろな色のが揃っている中で、彼の強いお勧めで黄色の革に決定。自分一人のセンスではとても選べなかったパンチあるスツールとなるに違いない(まだ出来てない)。
他にも、4本の脚をナラの耳を残した厚い座板に斜めに差し込んで固定したスツールとベンチも完成。この後時間があれば、栗やウォルナット版も作る予定。三角形のスツールは以前作ったのが残ってるので、取りあえず十数脚は出来そう。骨組みだけのスツールは、きょう接着が終わったばかりで、今週中にもペーパーコードで座面を編む予定。
 これらが完成したら、やり掛けのままの小物類も仕上げねば。夏野菜もそろそろ植えつけないといけないし、今月は忙しい。

木の家具40人展

明日が3月最終日。明日で工房をオープンして丸2年となります。お世話になった皆様、本当に有難うございます。

昨年に続き、今年も名古屋で6月に開催される「木の家具40人展」に出展できることになりました。昨年も書きましたが、この作品展は「木工家ウィークNAGOYA」という国内でも有数の大規模な家具展のひとつのイベントで40人の木工家がひとつの会場でブースを並べるというものです。何年も前から泊まりがけで見学に行っていたものですが(1日ではとても全会場を回れません)、昨年の初出展に続いて2回目となります。

滋賀在住の方は、名古屋に出掛ける機会は概して少ないような気がしますが、(新)快速を2本乗り継げばすぐ名古屋です。手作り家具に興味の或るかた方、興味はなくともヒマのある方、是非どうぞ。

「木工家ウィークNAGOYA」のホームページはこちら

「木の家具40人展2017」紹介ページはこちら

「木工家ウィークNAGOYA」パンフレットはこちら

出展・販売する家具や木工小物類は、これから作らねばならないものも多いのですが、頑張って製作に励まねば。

刃物研ぎ講習会へ

新神戸駅から徒歩3分の好立地にある竹中大工道具館。同館への3度目の訪問は、大工道具の刃物研ぎ教室に参加するため。9月に申し込んだが、幸い一発で抽選に当選し今回参加OKとなった。我流での刃物研ぎは、もう何年もやっているのだが未だに正しいやり方なのかどうかサッパリ自信がない。3年前、高山の職業訓練校に通った際にも研ぎの授業はあったものの座学ゼロでとにかく実践あるのみというやり方だったので、それなりに研いではいるものの我流の感が否めず、ちゃんとしたやり方を是非学びたかったのである。

今回、5時間講習で講師2人に生徒は10人という構成。竹中大工道具館専属の研ぎ名人のしっかりした解説や質疑応答もあり、充実した内容だった。受講生それぞれが刃物を持ち込み、各人にひとセットづつ用意された研ぎ道具を使って研ぐ、という非常に贅沢な内容だった。一人ひとりには用意されていないものの、裏出し用道具類や台直しの道具、天然砥石を含む各種の砥石、丸のみ研ぎに使う各種Rのかまぼこ型や逆かまぼこ型の砥石セット、金盤を使っての裏押しと至れり尽くせりである。参加者は、平日昼間の講習会という事もあってかほぼ同年輩中心の木工同好者のようである。無駄口もあまり叩かず黙々とそれぞれが用意した刃物を研ぎ、5時間はあっという間に過ぎ去ったのであった。いやぁ、はるばる(というほど遠くもないが)神戸まで行った値打ちはあったなあ、というのが実感である。

竹中大工道具館、新神戸駅から徒歩3分というとんでもない好立地にもかかわらず林の中の静かな博物館といったたたずまいで、古今東西の木工道具の名品や宮大工の技の数々が実際に目で見て触れて、おまけにこの手の教室も開いたりと、まこと素晴らしい施設である。

img_6789 持って行った鉋やノミ。それぞれ研ぎの課題あり。

img_6779 講師K氏の鮮やかな研ぎ

img_6793 千代鶴是秀作、垂涎の超名品鉋刃。

img_6800 超巨大な鉋。鉋職人の意気?

img_6803 粋な建物、貴重な大工道具と技術を後世に。

隈研吾 講演会

神戸の竹中大工道具館に隈研吾の「木の心」講演会を聞きに行って来た。2020年の東京オリンピックのメイン会場のザハ・ハディド案に代わって採用された設計者である。今回の競技場も木材を多用した巨大建築と聞いているが、従来から一貫した姿勢であることを初めて知った。家具と木材建築は、材料や加工方法を含めてかなり共通した部分が多いのだが、最近は木材を生かした建築が一段と見直されて来た感がある。彼の一連の建築を見て、次々と木の使い方のチャレンジが続いていることを知り、オリジナリティ追求の姿勢の大切さが非常に印象に残った。家具作りにもそういうチャレンジを入れ込まねばと感じさせられたのであった。

講演後に道具館の見学も閉館まで小一時間したのだが、まだまだ見足りない。

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陳列用ペンケース

工房で陳列販売している手作りボールペンをカフェでも売ってあげるよ、といってもらってウンヵ月、ようやく陳列用のペンケースを新たに作った上でペンと一緒に渡すことが出来た。 ペンケースは、ホコリ除けというか多少なりとも見栄えが良くなることを期待してのこと。残り物の栗板材を矧いで少し幅広にしたうえで、高さ10cm程度の箱に組んだ後に上部(フタ部分)と下部に切り分けると、バッチリ上下でサイズの合ったケースの出来上がり。上部には塗装後ガラスを入れ、下部にはペンを並べるための窪みを並べた板を大きなエグレの入った部分を残して作ってみた。この板は、オノオレカンバという国産樹の中で最も重いもののひとつといわれる珍しい木。固い木で斧も折れるという事で斧折樺の字が当てられる。先月木材市で初入手したのだが、硬くて稠密な材で鉋を掛けた後サンディングすると磨いた金属のようにスベスベした触感。櫛に適した材というのに頷ける。今度は、ボールペンのボディーにも使ってみたい。

というわけで、近江八幡のコミュニティーカフェ・スマイルさんに今月から置いていただいたので、お近くの方はコーヒーがてらどうぞ、と一口営業。

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ケースいっぱいにペンを並べた写真を撮り忘れたもので。。。

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栗は独特の味があっていいなあ。オノオレカンバの台を置く前

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えぐれた部分は、樹皮が溝状にえぐれ込んでいた部分。凹んでいるのでペンを掴むのにちょうどいい按配。