カテゴリー別アーカイブ: 木工教室

木工教室から

この夏の暑さに工房のエアコンは太刀打ちできてないが、木工教室では、暑さに負けない作品がどんどん完成しています。

1.小引き出し

教室に通い始めてまだ1年足らずのMさん、筋金入りの森林女子でもある彼女の最新作は小引出を3つ備えた小箱。もちろん初の引き出し製作である。朴の木を材料に選んで、手加工メインで素敵に完成。引き出しは幅や奥行をちょうどいい按配に仕上げないと見た目とスムーズな引き出しの出し入れが両立しないのだが、ほぼ一発でうまく完成。引き出し奥のスペースが繋がっているので大きな引き出しを出し入れすると小さな引き出しが連動して動くのである。出来上がって塗装前の初の動き具合がこれ。

(当ホームページ初の動画貼り付けに挑戦、うまく行くかな?)


このあとオイル塗装してバッチリ完成したのでした、素晴らしい。

2.カッティングボード

小引出が完成した後の箸休めにカッティングボードをチョイチョイと作られました。森林管理をされている彼女自身が、チェーンソーで森から切り出した板を鉋掛けして利用。元の材のカーブを生かした造詣が秀逸。クルミオイルを塗って出来上がり。

3.アクセサリースタンド

同じく木工女子Kさんのアクセサリースタンド。友人からの依頼で作られたとのこと。8角形の台座がユニーク。

4.椅子

多分、木工教室開始以来初の背もたれ付き椅子。ビーチ材(ブナ材のヨーロッパ版かな)を自在にほぞで組まれています。背板のカーブは、バンドソーで荒切りした後反り鉋で滑らかカーブに仕上げられてます。以前作られたテーブルと組み合わせてご自宅で使われるとのこと。仕上げ塗装は次回の予定。

 

木工教室追加写真

前回の木工教室作品を紹介した直後にも、いくつか完成したものがああるのでそれらの写真を追加します。

1.折り畳みテーブル

今回は天板が折り畳み式でサイズを変えられるテーブルです。パイン集成材とツーバイフォー材を使ったやや小ぶりのテーブル。6本足のうち2本が写真のように丁番で取り付けられていて、それを広げる事で伸ばした天板を支える構造です。

2.キャリー方式道具箱

同じくパイン集成材で組んだキャスター付き道具箱。初挑戦の引き出しを4段設けて、スライドレールを使う事で軽くスムーズに出し入れが可能。外側の枠はアラレ組みで強固に組み上げ、引き出しの箱の継ぎは、こちらもアリ組み初挑戦でしたが、がっしりしていて重い工具類の荷重に耐える構造です。

毎回どこかに「からくり」を施すTさんですが、今回は伸縮式の取っ手が付いてキャスター付きの工具箱を引っ張って運べます。さらに取っ手横には得意のレアメタル磁石が埋め込まれていて金尺もくっつけられます。取っ手の反対側面には、いずれデニム生地で作る袋を取り付けて長尺の鋸なども収納可能になる予定。3カ月を掛けた力作です。これまで段ボール箱に入れた道具類を持って教室に来られていましたが、翌週からはこの道具箱が大活躍しています。

3.トイレットペーパーホルダー

ポストが完成したばかりのKさんが次に作られたのは、ご自宅用のトイレットペーパーホルダー。軸部分は、木工旋盤初トライの成果でもあります。女性らしい洒落たデザインです。ロールの上にかぶさる部分の柔らかなカーブは、外丸鉋と平鉋を使った手作業の成果です。

4. 蓋つき小箱

今年1月から木工教室に来られているMさんも徐々に難しい木工に取り組まれています。今回の課題は、工房主が昔通った職業訓練校の課題作でもあったフタ付き小箱。アラレ組みの箱本体は、これまでに経験してもらった箱づくりの延長ですが、フタ部分は、留の(角が45度で組んである部分のこと)外枠の内側に鏡板を入れるという難しさがあります。この鏡板は、2枚目の写真のように中央部分だけが盛り上がるように4辺を斜めに削るのですが、これは何を隠そう(隠してないけど)全て手鉋で外枠の溝にちょうど収まるように削ります。上手に斜めに鉋を掛けて行かないと、稜線がだれたり、削り過ぎて外枠の中で固定されず動くようになったりと難しいのですが、キレイに出来上がっています。鉋遣いがどんどん上達されています。

木工教室から

これまた久しぶりの木工教室だより。

学校の教師をされているHさん。作られる作品の何分の1かは、勤務先の学校用品、ということで脚部の部品が壊れて廃品となっていたホワイトボードを木のパーツで再生されました。再び教室に戻ることが出来てボード自身も喜んでいることでしょう。

そして折り畳み式の丸テーブル。いい出来で、もはや折りたたむことはなくなったのだとか。。。

 

続いてベテラン教室生Kさんのご自宅用ポスト。前方の郵便物取り出し扉中央の凹みには、このあと名前を焼き付けたタイルが収まります。しっかり鍵も掛かるんです。下方の透明窓からは中の様子が分かり、郵便が入っていれば一目でわかる工夫がされています。全て20mm以上の厚材で頑丈に出来ています。また、見た目以上にあちこち凝った作りになっています。

そして今年から来られている女性の力作。カッティングボード3枚。それに知人に頼まれたというキャッシュボックス。残念ながら仕事の都合でこのキャッシュボックスが最後となりました。

完成写真を撮り損ねた作品は、また写真をもらってからご紹介したいと思います。

 

教室から(今年の新人)

2018年1月からスタートした木工教室ですが、今年の年明けとともに新しく加わってくれた方たちでメンバーも倍増しました。最初に挑戦してもらったのは、ノコギリ練習課題の馬づくりです。4人の方の4匹の馬。縦・横・斜めにノコでまっすぐ切る練習です。

次は、A4用紙が楽に入る書類箱の製作。ここでは、上端留五枚継ぎという伝統的な組継ぎを題材にノコギリ、ノミ、それにカンナといった代表的な手道具の練習と共に墨付けの基本を学んでもらいます。ほぞ部分の墨付けに使うのは、伝統的な加工法ではケビキを使うのですが、ケビキの使いこなしはなかなか難しいので教室ではケガキゲージという超便利な墨付け道具を使ってもらいます。これは、一度使うとこれ無なしではやっていけないほどハマる道具です。

ホゾ加工を墨付け通りに加工するのはなかなか難度の高い加工なので、仮組をした段階ではそれなりに隙間があちこちに出来たりしますが、はたがね(小型クランプ)で締めあげ、残った隙間には木の粉をノリで練ってふさいだ上、手鉋で丁寧に仕上げると、驚くほど立派な家具の完成です。

3つ目の課題として、ティッシュボックスに挑戦してもらっています。書類箱の組継ぎと違って、45度で切った留接ぎという接合なので接着する際には、四辺をバランスよくクランプで締めて行かないと四隅をピタッと合わなくなってしまいます。4枚の板の8辺を45度に仕上げるのは、このような留削り台を使い手鉋で斜めに仕上げてもらいます。ティッシュペーパーの箱サイズは、メーカーによってかなり幅があるため、ご家庭で普段使われているサイズに合わせて調整してもらっています。

先行しているおふたりのが、まず完成したところです。木工をスタートしてふた月経過すると、このような加工が手道具だけで出来るようになります。

 

教室から(ベテラン組)

前回ブログをアップしたのは昨年末だったので、ほぼ2ヵ月半ぶり となってしまいました。まずベテラン組の皆さんの作品紹介をしたいと思います。ふた月余りの間にいろいろなものが完成しました。

1.折り畳み脚の屋外用小テーブル

栗の木を使った力作の小テーブルです。毎回何かの新仕掛けを必ず設計に入れ込むTさんですが、今回は折りたたみ脚に挑戦ですね。小さめの天板に四角い脚を通す穴が開いていて脚の先端が顔をのぞかせるのが洒落てます。持ち上げても脚が固定されるよう得意の磁石仕掛けが施されています。さらに折りたたんだ時にも脚が勝手に動かないよう、ここにも磁石で折りたたんだ脚を固定しています。濃色オイルで塗装した栗がとても素敵です。

脚を立てる際の動画もあるのですが、編集してサイズを縮めないとアップできなかった・・・。またいずれ。

2.水槽カバー

滋賀県で知らない人のいない飛び出し坊やに琵琶湖のシルエットを背景パネルにした水槽カバーを作ったHさんです。上下の桟にはきれいなタイルも埋め込まれています。水を入れた水槽を置くとご覧の通り。

3.看板ふたつ

知り合いの方から依頼を受けて看板をつくられたベテランKさんの作品です。女性らしい実に丁寧な作りで、依頼者からとても喜んでもらえたそうです。木の色と白く塗装した文字が実に上品な仕上がり。これらの文字を彫刻刀で掘り込むだけでも随分時間が掛かりましたが、その甲斐がありました。

4.スマホ・タブレットスタンド

こちらもHさんの作品。お使いのスマホやタブレット端末、それにリモコンなども並べて置けるように工夫されています。

5.座卓

ブナ材を使った大きめのご自宅用座卓です。脚はボルトで取り外しが効きますので使わない時には分解して片付けられます。耳付きで野性味も感じる色調のブナの仕上げで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。幅広材でやや反りのある板だったので天板を平らにする際に厚さを残すため普段見えない天板裏には多少平らでない部分を残すなどして工夫されています。

3人とも3月に入って新作に取組中です。完成をお楽しみに。

 

木工教室から

木工教室から今年最後の作品ご紹介。

まず、Kさんの作品2点。両方同じ程度の大きさのスツールですが、ひとつは肘掛け無しで座面が開閉式になっていて座面を持ち上げるとこのような収納スペースが現れます。

もうひとつは、肘掛け付きで座面は固定ながらやはり座面下に収納スペースがあり、前面から出し入れ可能です。細部にわたって非常に丁寧な作りで女性らしい細やかさと大胆さを兼ね備えたステキなスツールです。

肘掛け部分には、特徴のある木材部位を利用して個性的です。丁寧にサンディングしてあるのでヒビ割れの部分も指にやさしいのです。

一方、こちらは木工教室歴1年になるHさんのコーナー棚。ホゾとホゾ穴加工をものにして、キレイに組み上げられました。フローリング材を利用した棚板は、これまた初めてのダボを使った固定で木ねじ類は一切利用していません。ご自宅のテラス・コーナーにピッタリと合っていい雰囲気です。

この12月になぜかほぼ同時に3名の方から教室への申し込みがあり、年明けから木工をスタートされます。春ごろには、基本を身に付けて、ひとりひとり個性あふれる家具の製作を始められるようになるかと思います。その階段を一緒に上がっていけるのは、工房にとって大変光栄なことです。

今月の木工教室

今月の木工教室で完成した、ふたつの力作を紹介したい。まずこちらは、3カ月の製作期間を経て完成した、栗材のログハウス風ポスト。

製作者のTさんは、毎回オリジナルの工夫や仕掛けを注ぎ込まれるのだが、今回のポストも創意工夫の塊である。①投入口(写真の屋根板のすぐ下の正面の高さ5cmの部分)は手で押すと開くのだが、手を離すと自動で閉じるようにレアメタルの強力磁石を埋め込み、郵便物の投入が終わればパタンとしっかり閉じる。②大きな郵便物の場合は屋根板を持ち上げて、そこに設置された可動式の滑り台のような部分を滑らせて投入できる。この滑り台は重さが掛かると下に傾き、投入が終わるとばねの力で元の位置に戻るという仕掛け。

③取り出し口の扉も凄い。下の写真で扉部分に四角の取っ手が付いているのが分かると思うが、この取っ手をある決まった複雑な動きをさせることによってはじめて開くことが出来るのである。些かアイディア倒れなのは、この扉を開かなくても屋根部分を開けば中身を取り出せるのだが、それは秘密にしておこう。

一方、女性教室生のOさんの大物家具は収納付きスツール。腰かける天板部分を開けば、収納スペースが現れる。女性らしい気配りは、この天板を開く際に開きすぎないようにストッパーの役割の金具を設け、さらにソフトクローザーを取り付けて、閉じる際にも優しく受け止める仕掛けとなっている。素晴らしい。

もうひとりの方の屋内用自転車スタンドも出来上がったのだが、自転車を掛けた状態の写真が未入手である。また、後日。

 

 

7月の木工教室

7月から新たに女性が木工教室に加わってくれました。既に木工歴10年以上とのことでキャリア十二分、大型木工機械の経験も長く、当然ながら初回から自由製作を楽しんでいただいている。で、最初の作品がスマホスタンド。スマホ画面を見るのに便利で充電も同時に出来るという次第である。仕上げのサンディングなど実に女性らしいきめ細やかな作業ぶりで大変勉強になる。友人の分とご自分用の2台同時完成である。

一方こちらは、もう一人の方の新聞・雑誌スタンドも完成した。同じスタンドとは言え、こちらははるかにデカい。ヒントになりそうな木工雑誌の記事を参考にしながら図面を書くこともなく、テキトーに切ったり削ったりしながら寸法を決めていくという極めて男性的アプローチで、それゆえ幾多(?)の危うい目にもあいながら完成にこぎ着けることが出来た。こちらのスタンドの仕上げのサンディング時間は、上の小さなスマホスタンドのサンディング時間よりずっと短時間というこれまた野性的(?)仕上げであったことを報告したい。床置きで壁際に置いて新聞や雑誌を立て、これから生活に密着して活躍することになる。

結果良ければ、すべてよし。全て1x4材を使い、沢山のビスケットを使って幅広の板に加工してあり、なかなかいい味がある、と思う。

もうおひとりの栗材ポストは、完成までまだ数週間掛かりそうだが、なかなかの力作で次回報告としたい。

木工教室から

ここ最近の木工教室の様子から。

①昨年末からスタートしてほぼ半年経過したおふたりは、徐々に大作にチャレンジされています。こちらは、物入れを兼ねた二段式の踏み台。普段、1段目は引き出しのように収納されていますが引っ張り出せば、2段になり、踏み板を外せば二段の物入れに変身するという凝ったデザインです。

次回作は、初めて製材所の無垢材からの製作に挑戦されることになり、先日注文先の製材所から乾燥した栗とブナ材が工房に届きました。荒材からの木取り検討からスタートとなります。

もうおひとりは、現在1x4材を使ったマガジンラックに取り掛かっています。下の写真は以前作られた書類収納箱3個が勤務先の学校で活用されている様子です。毎日、大活躍中とのこと。

②また、6月からは初めての親子木工教室が始まりました。工作好きの男の子とそのお母さんのペアでそれぞれ違った木工をやってもらっています。小学生の男の子の最初の作品は船(写真撮り忘れ)、次は電車を作りたいと挑戦中。お母さんは、学生の頃デザイン関係の勉強をされていたとかで、アヒルもウサギもあっという間に可愛く書かれるのでビックリです。糸鋸でそれらを切ってもらいます。羨ましいスキルの持ち主です。

③もうひとつは、旋盤の一日教室。以前ボールペンを作りに来られた方が、今回はサラダボールに挑戦。20cmぐらいの大きさの木を用意していたのですが、材木屋さんで調達した30cmもある大きな栗材を持ってこられたのでそれを使っての巨大なサラダボールです。削る量が半端ないので午前中からスタートして完成するのに夕方近くまで掛かりましたが、超立派なサラダボールが出来上がりました。湖西の慧夢工房に何年も通っておられますので木工の腕前はプロはだしです。この後、ご自宅でガラス塗料を塗られる予定です。

それぞれのご希望やスキルに応じて、いろいろな作品づくりを楽しまれています。

木工に興味や関心のある方、あなたも如何ですか?

 

 

かんじる比良

かつてお世話になった木工教室の慧夢工房さん(湖西の北比良)のお誘いで「かんじる比良2018」5月19日(土)~20日(日)の2日間、軒先をお借りして一緒に出品させてもらうことになりました。

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いろいろな木の小箱やボールペン、カッティングボードなどを販売する予定です。また小型の木工旋盤を使ってのボールペン製作実習も出来るよう計画中です。